『ぼくらは虚空に何を視るか (fanfan Remix)』 music:fanfan / word:starscream Mix Engineer:db arts 「世界がこんなにも綺麗事でできている」 「本当にそうか確かめてみようよ」 暗い暗い教室の何気ない会話で 少し大人びた子供みたいな照れ笑い 「そんなこと本当にできるの?」 僕は黙ってカッターを差し出した 切り抜く必要のないものまで切り抜いて 君は元の通りに戻ることはなかった 床に散らばったペットボトル 僕が踏みつぶしたらば、天涯孤独 人と物とはいうもの、本質はそのもの この広い地球という惑星で あまりにも近くに在る似すぎた二人 壊してみたくもなるだろう? また知らずのうちにカッター手に取り 押さえつけ喉を切り裂いた 地平線が一生遠くに朧げに見えるのと一緒のことで いたって普通の僕らはどこまでも交わることなんてかなわないのだろう ふと見ると折り紙の鶴が風に吹かれ飛び立ち、たちまち幻みたく消えた 行方までは曖昧だけれど、結局はこうなんだなって 空と海の間の向こう側 「こうかな?」目指すといつもすり抜ける 吹き抜ける風が心地よすぎて見失って また罪もない人を罪深き僕がどんどん殺していく無差別に 見えない刃握る両手に傷を負ってる 立ち込める砂煙も気にも留めない君がいる 一期一会とはよく言うけれど 消えかかってる街灯のライトに群がる蛾たち見るとそうは思えないよ 「形がなくても繋がってる」 根拠がない 本当にそうなの? ありきたりな言葉 ありきたりな僕ら 空虚な目で「そうだよ」 これも虚ろ 地平線が一生遠くに朧げに見えるのと一緒のことで いたって普通の僕らはどこまでも交わることなんてかなわないのだろう ふと見ると折り紙の鶴が風に吹かれ飛び立ち、たちまち幻みたく消えた 行方までは曖昧だけれど、結局はこうなんだなって